学びの共同体

新自由主義って何?ネオコン=neoconservatismのはず。これと何らかの関係がありそう。その経済思想が新自由主義というワケか。地元の中学校でおこなわれている、教育実践。ドイツの教育に似ていると思って調べてみるとやはり「公立中学校の挑戦」と言う本に「「教育改革」の名のもとに新自由主義新保守主義的な教育政策が相次いで導入され、教育の公共性が著しく脅かされつつある。市場原理に委ねて「特色ある学校づくり」を競わせることでは、たとえ一部の学校がよくなることはあっても、日本の、とりわけ公立学校全体をよくしていくことにはほど遠いであろう。」とあった。
昨年縁があって研究授業を見せてもらうことができた。教師が教え込むと言うより、生徒から学ぼうという声が出て来るようにお助けをするのが、その仕事。木本中学校ではこの本の著者の先生に来てもらって、学校全体で取り組んでいた。色々な授業は見せてもらっているが、得るところの多い公開授業であった。授業だけでなく、運営の隅々まで。
私は熊野に住むようになってまだ、10年にもならないが、この田舎町が大好きである。そこでこのような実践がおこなわれていることが頼もしい。
この10年あまり、引っ越しや、家族の病気が続き、お暇な時間は難しいことを更に考えたく無い状態で、地元の新聞をミル位で世の中のできごとに目と耳をふさいでいた。市町村合併をめぐって当時すんでいた村が条例を作って合併反対の決議をし、今に至っている。その頃は地方自治の教科書のようなできごとが身近でおこり、当初は中学生にも投票させる、ことも考えられ、長野のヤスオちゃん、福島の佐藤さんと地方がものを言う時代がきて、日本も変わる。と思った時期もある。それが変な具合になって、私達はテレビを人にあげ、日常に埋没した。そして3月11日。
木本中学校http://www.kumano-city.ed.jp/jkinom/kenshu.html
公立中学校の挑戦http://blhrri.org/info/book_review/book_r_0218.htm